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家族連れも楽しみやすい!カクレクマノミを観察するなら新城海岸へ

2017.03 20

鮮やかなオレンジ色に白い線が入った熱帯魚である「カクレクマノミ」を観察したいなら、宮古島の東側に位置する新城(あらぐすく)海岸を潜ってみてはいかがでしょうか。

 

新城海岸の一帯に広がるサンゴを見渡すと、カクレクマノミを見つけることができます。カクレクマノミは、その鮮やかさがひときわ目立つことから、カクレクマノミを見つけた瞬間は、思わず目を引くことでしょう。

 

海岸の近くまでサンゴが広がる新城海岸


宮古島にある新城海岸は、宮古島の東側に位置しており、海岸のすぐそばまでサンゴが広がる海岸として知られています。

 

宮古島の市街地である平良からは、車で約30分です。新城海岸には手つかずの自然が残されており、海岸に立つと、開放的な気分が味わえます。

 

新城海岸は北側に面しており、南風が吹く季節は島の地形で風の影響を受けにくくなります。沖縄では南風は夏場に吹きやすいことから、新垣海岸では、夏場になると、波が比較的穏やかになります。

 

海岸から比較的近いリーフ内は、潮の流れはさほど強くありませんが、水深が比較的浅いため、干潮の時間帯は泳ぐことが難しくなります。リーフ内で楽しむ場合は、満潮の時間帯がおすすめです。

 

新垣海岸は、沖合に出ると鮮やかなサンゴが楽しめますが、急に深くなり、しかも潮の流れが強くなります。そのため、沖合は、上級者向けのダイビングスポットとなっています。

 

新城海岸住所:沖縄県宮古島市城辺新城アクセス:平良港より車で約30分、宮古空港より車で約25分

新城海岸で、カクレクマノミを探してみよう!


新城海岸のカクレクマノミは、海岸から比較的近く、サンゴが群生するリーフ内で見かけることができます。そのため、初心者や家族連れも、シュノーケリングをしながらカクレクマノミを観察することができます。

 

カクレクマノミは、体長10cm前後の小さな熱帯魚で、全体的にオレンジ色をしており、体には3本の白い線が入っています。そのうえ、ひれの部分はやや黒みがかっており、オレンジ色の鮮やかさが引き立ちます。 

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写真提供:ダイビングチームうなりざき石垣店 ※カクレクマノミイメージ

 

カクレクマノミは、イソギンチャクを住みかとしています。その様子は、イソギンチャクの中に隠れているように見えることから、その名前がつけられたとされています。

 

実際、鮮やかな色合いで目立ちやすいカクレクマノミは、他の魚に狙われることのないよう、イソギンチャクの中に逃げ込んでいることもあります。

 

カクレクマノミは、イソギンチャクやサンゴの中に身を潜めていますが、その様子もまた、かわいらしさを感じさせます。

新城海岸で観察できる海中生物たちは?


新城海岸では、カクレクマノミやサンゴなどを観察できますが、そのほかにもさまざまな海中生物を観察できます。

 

新城海岸で観察できる海中生物は、「スズメダイ」です。スズメダイも、カクレクマノミと同じく小型の魚ですが、群れをなして行動することが特徴的です。銀色の胴体を持った魚が、海の中に広がる様子は、思わず見とれてしまうことでしょう。

 

そのほか、青々とした色合いのスズメダイである「ソラスズメダイ」も観察することができます。ソラスズメダイは、別名「コバルトスズメ」と呼ばれていることから、空色と言うよりは、コバルトブルーに近い色合いとなっています。

 

もちろん、新城海岸では、海の中に一面に広がるサンゴも楽しめます。色とりどりのサンゴが広がる海で、さまざまな魚たちが眺められるのは、まさに至福の時と言えるでしょう。

 

新垣海岸は、海岸から近いところで、カクレクマノミやサンゴなどの海中生物を楽しむことができるので、初心者に最適です。海中の風景を存分に楽しんでみたい方は、宮古島へと足を運び、新城海岸を訪ねてみてはいかがでしょうか。

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