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地形派もマクロ派も大満足!プーケット沖合のシミラン諸島

2017.03 05

美しく透明度の高い海で存分にダイビングしてみたい方や、日本ではなかなかお目にかかれないレアな海中生物を観察してみたい方は、タイ・プーケットの沖合に位置する「シミラン諸島」でダイビングしてみませんか。

 

シミラン諸島は、タイの中でも美しい島々であることから、国立海洋公園に指定されており、ダイビングスポットとしても世界屈指です。プーケットから日帰り可能なシミラン諸島で、存分にダイビングを満喫してみましょう。

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タイ屈指の美しい島々!シミラン諸島


シミラン諸島は、タイの西側に広がるアンダマン海に浮かぶ美しい島々で、タイの国立海洋公園に指定されています。世界的に有名な観光地であるプーケットからの距離は約100km、タイ南部のリゾート地として知られるカオラックからの距離は約40kmです。

 

シミランとは、マレー語で「9」を意味する言葉であることから、シミラン諸島は9つの島で構成されています。また、シミラン諸島の北側には、ボン島、タチャイ島があり、これらの島の周辺にもダイビングスポットがあります。

 

シミラン諸島周辺は透明度が高く、コバルトブルーの海が広がることから、世界中のダイバーからの注目を集めるダイビングスポットとなっています。

 

シミラン諸島でのダイビングは、乾期にあたる10月から5月までとなっています。この期間は雨の心配がないので、透き通った海で存分にダイビングが楽しめます。

 

なお、シミラン諸島の南側に位置するフーヨン島、パヤン島とその周辺海域は、ウミガメの産卵を保護するため「政府特別保護区域」に指定されており、一切立ち入りが禁じられています。

 

奇岩・独特な海底地形が魅力的!


シミラン諸島には数多くの奇岩が見られることもあり、地形好きなダイバーにはたまらないダイビングスポットです。

 

中でも特徴的な奇岩は、「エレファントヘッドロック」です。海の上に象が浮かんでいるように見えることから名付けられた奇岩ですが、周辺にはエレファントロックと合わせて3つの岩が水面上に出ています。

 

エレファントロックの水面下では、岩が複雑に入り組んでおり、地形ダイバーとしては、見応えが感じられます。しかも岩の表面にはサンゴが群生しており、とても色鮮やかでダイバーたちを楽しませます。

 

そのほか、エレファントヘッドロック周辺の「ディープシックス」も、地形派ダイバーなら抑えておきたいポイントです。水深30m付近から大きな岩が重なっており、深いところから水面の方を眺めてみると、海中に岩山がそびえているかのようです。

 

なお、エレファントヘッドロックやディープシックスの周辺は、シミラン諸島の中でも潮の流れが強い場所ですので、流されないよう十分に注意しましょう。

 

大型魚や小型魚のほか、魚群も!海中生物の宝庫!


シミラン諸島は、海中生物の宝庫と言っても過言ではありません。

 

ジンベイザメやマンタなど、大型の魚はもちろんのこと、バラクーダやギンガメアジ、イソマグロなどの群れも圧巻です。そして、大型の魚のみならず、小型の熱帯魚も多いことから、マクロ派ダイバーも満足できます。

 

シミラン諸島では、チョウチョウウオやクマノミなど、メジャーな熱帯魚が泳いでいるほか、黄色と紫の胴体を持つハゼで、日本では深い所に生息するアケボノハゼを比較的浅い所で見かけることがあります。

 

熱帯の海に生息するさまざまな海中生物が楽しめることが、シミラン諸島の醍醐味と言えるでしょう。

 

シミラン諸島へのアクセスは?


シミラン諸島へとアクセスする場合は、プーケット、またはカオラックを拠点として、小さな漁村であるタブラム港よりシミラン諸島へと船で渡ります。タブラム港までは、プーケット空港から車で約50分、カオラックから車で約30分です。

 

タブラム港からシミラン諸島までの所要時間は、大型船で約2時間半、高速ボートで約1時間半であることから、プーケットを拠点としてシミラン諸島への日帰りダイビングが可能です。

 

地形ダイバーからマクロ派ダイバーまで、どんなダイバーをも夢中にさせることが、シミラン諸島の魅力と言えるでしょう。秋から冬、そして初春はシミラン諸島でのダイビングシーズンです。日本で肌寒い季節こそ南国の海へと向かい、シミラン諸島でダイビングを満喫してみませんか。

 

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