圧巻の魚群!ダイビング好きにはたまらない「粟国島」とは?
圧巻!魚群の粟国!
那覇港からフェリーで約2時間10分、現在も素朴な雰囲気が残されている「粟国島(あぐにじま)」は、ダイビングスポットとして知られており、特にギンガメアジの魚群が有名です。
ギンガメアジの魚群がつくり出すトルネードは圧巻の一言で、ギンガメアジによって、視界が閉ざされてしまうほどです。ダイビング好きな方なら、一度は潜ってみたい粟国島についてご紹介します。
画像提供:シーフォックス
粟国島って、どんな島?
粟国島は、那覇市の北西約60kmに位置する小さな島です。那覇港との間には、1日1往復フェリーが運航されており、所要時間は約2時間10分です。
粟国島は、那覇市から比較的距離が離れていること、また、周囲に島がないこともあり、現在でも素朴な雰囲気が残されている島です。
粟国島の周囲に島がないことは、見方を変えれば、ダイビングスポットとしての価値を高めていると言えます。粟国島の南西に位置する筆ん崎の沖合には、ギンガメアジの魚群が見られることもあります。
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粟国島の初心者向けダイビングスポット「長浜ビーチ」
粟国島の初心者向けダイビングスポットは、島の東側に位置する「長浜ビーチ」です。地元では「ウーグ浜」と呼ばれています。
長浜ビーチは、その名のごとく、白い砂浜が遠くまで広がっています。浜辺は海水浴に最適ですが、沖合はダイビングに最適で、クマノミやスズメダイなど、南の海ならではの魚たちを目にすることができます。
長浜ビーチは遠浅の海ということもあり、沖合でも水深が比較的浅めです。また、潮の流れも比較的穏やかなので、ダイビングしやすいポイントと言えます。
粟国島のダイビングと言えば「ギンガメアジ」
粟国島のダイビングの醍醐味は「ギンガメアジ」の魚群に出会えることです。ギンガメアジのシーズンは4月から7月にかけてとなりますが、特にギンガメアジの数が増えるのは、5月から6月にかけてとなります。
ギンガメアジの魚群は、渦を巻きながら回転することから、その様子は「トルネード」と称されます。目の前がギンガメアジでびっしりと埋まり、視界が妨げられてしまうほどです。
ギンガメアジの群れを見ることができるのは、粟国島の南西側に位置する「筆ん崎」の沖合です。筆ん崎は水深が深く、また、潮の流れも速めであることから、上級者向けのダイビングスポットとなります。
那覇市内のダイビングショップ「sea fox(シーフォックス)」は、毎年4月~6月にかけて那覇泊港から粟国遠征を行っています。
日程限定での開催となりますが、是非とも1度は感動を味わって頂きたいダイビングポイントの一つです。
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粟国島の沖合に、海底遺跡も?
粟国島沖の海底には、海底遺跡らしきものがあるとされています。そのため、粟国島は、地形好きなダイバーにとってもたまらないダイビングスポットです。
海底遺跡らしき地形は、筆ん崎のダイビングスポットにあります。海底には円柱型にくりぬかれた穴が数カ所あり、大きな穴は、人が悠々と潜れるほどの広さと深さがあります。
円柱型の穴は、海底遺跡かどうか定かではありませんが、自然がつくり出したものにしても、人工的につくられたものにしても、いずれにせよ神秘性が感じられます。
粟国島でダイビングショップを利用しよう
粟国島でダイビングするなら、粟国島のダイビングショップを利用すると便利です。
粟国島には、港から徒歩約5分の「DIVING HOUSE粟国」があります。ファンダイビングはボートによるダイビングで、1本ごとにショップに戻って休憩するので、船酔いしやすい方も安心です。そのほか、体験ダイビングも行っています。
また、地元のダイビングショップなので、地元の人たちしか行かないダイビングスポットでダイビングすることができます。
さらに、DIVING HOUSE粟国では、夜8時から「ログ付け」と呼ばれる宴会が始まります。泡盛は飲み放題ですが、翌日に備えて、飲み過ぎには気を付けましょう。なお、宿泊する場合は、粟国島の宿を事前に確保しておきましょう。
DIVING HOUSE粟国住所:沖縄県島尻郡粟国村字浜399アクセス:粟国港より徒歩約5分
沖縄の沖合に浮かぶ粟国島は、周囲に島がないこともあり、ギンガメアジをはじめとした魚群を目にすることができます。圧巻とも言える魚群を見たり、海底遺跡らしき地形を眺めたりすることが、粟国島ダイビングの面白さと言えるのではないでしょうか。
粟国島に足を運び、普段体験できないダイビングを存分に楽しんでみませんか。